Chrysanthemum Digest Logo Menu opener

日本被団協、ノーベル平和賞受賞!核兵器のない世界へ、日本の立場は?被爆者の声は世界を動かす!!

被爆者証言の力!日本被団協がノーベル平和賞受賞。核兵器廃絶への運動を世界に広げ、核のタブー形成に貢献!

日本被団協、ノーベル平和賞受賞!核兵器のない世界へ、日本の立場は?被爆者の声は世界を動かす!!

📘 この記事で分かる事!

💡 日本被団協が2024年のノーベル平和賞を受賞した

💡 核兵器禁止条約への日本の立場は?

💡 政府はオブザーバー参加を見送った

それでは、最初の章から詳しく見ていきましょう。

日本被団協のノーベル平和賞受賞

2024年ノーベル平和賞、日本被団協に授与された理由は?

核兵器廃絶への貢献

核兵器のない世界の実現に向けて、被爆者の方々が長年訴え続けてきたことが、世界に認められたことは素晴らしいですね。

ノーベル平和賞、日本被団協に 被爆者証言が「核のタブー」成立に貢献と評価

公開日:2024/10/11

ノーベル平和賞、日本被団協に 被爆者証言が「核のタブー」成立に貢献と評価

✅ 2024年のノーベル平和賞は、核兵器廃絶を訴える活動を続ける日本被団協に授与されました。

✅ 授賞理由は、広島・長崎の被爆者の証言を通して、核兵器がもたらす人道的影響を世界に訴え、核兵器に対するタブーを形成することに貢献したことです。

✅ 日本被団協の活動は、核兵器のない世界を実現するため、核兵器の使用は道徳的に受け入れられないという意識を世界に広めたと評価されました。

さらに読む ⇒BBC Home - Breaking News, World News, US News, Sports, Business, Innovation, Climate, Culture, Travel, Video & Audio出典/画像元: https://www.bbc.com/japanese/articles/ckgnp02v5r0o

被爆者の方々の証言は、核兵器がもたらす悲惨な現実を私たちに突きつけ、核兵器に対するタブーを形成する上で重要な役割を果たしてきたと思います。

2024年のノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与されました。

これは、被爆者証言による核兵器廃絶への訴えが、「核のタブー」の成立に貢献したことを評価したものです。

ノルウェー・ノーベル委員会は、日本被団協の草の根運動が、核兵器使用による壊滅的な人道的影響を世界に認識させ、核兵器の使用が道徳的に受け入れがたい「核のタブー」の成立に尽力したと説明しました。

被爆者の証言が、核兵器の拡散と使用に反対する動きを世界的に広げる上で重要な役割を果たしたと強調しました。

委員会は、核保有国が核兵器を刷新したり、新たな国が核兵器を取得したりする動きを懸念し、核兵器使用の脅威が現実味を帯びていると警告しました。

核兵器は世界で最も破壊的な兵器であり、その事実を再確認する必要があると訴えました。

日本被団協は、多くの被爆者証言を記録し、世論に働きかけ、国連や平和会議に代表団を送り続け、核兵器廃絶の必要性を世界に訴え続けてきました。

委員会は、将来、被爆者が歴史の証人としていなくなることを懸念する一方で、被爆者の経験とメッセージを継承する新たな世代がおり、彼らは核のタブーの維持に貢献していると評価しました。

日本被団協の箕牧智之代表委員は、授賞発表に涙を流しながら、「夢のようだ」と喜びを表しました。

彼は、核兵器が安全をもたらすという考えを批判し、核兵器はテロの標的になり得ると指摘しました。

ええ、被爆者の方々の証言は、私たちが平和の大切さを改めて認識する上で非常に重要なものです。

核兵器禁止条約と日本の立場

日本は核兵器禁止条約に署名していないけど、なぜ?

アメリカの核の傘に依存しているため

核兵器禁止条約は、核兵器の開発、製造、保有、使用などを全面的に禁止する画期的な条約ですからね。

日本政府は核兵器禁止条約への参加を」 NPT会議決裂で被爆者団体ら:東京新聞デジタル
日本政府は核兵器禁止条約への参加を」 NPT会議決裂で被爆者団体ら:東京新聞デジタル

✅ 2023年8月のNPT再検討会議が2回連続で決裂したことを受け、核兵器廃絶を目指す被爆者団体やNGOが、日本政府に対し核兵器禁止条約への参加を求める声明を発表しました。

✅ 声明では、NPTが機能不全に陥っている現状を踏まえ、核兵器を絶対悪と定めた核禁条約への参加と支持を拡大する必要性を訴えています。

✅ 一方で、日本政府は核禁条約に否定的で、NPT体制の維持強化こそ現実的な道と考えており、核禁条約への対応について具体的な言及は避けました。

さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/198793

日本政府が核禁条約に消極的なのは、アメリカの核の傘に依存しているという事情があるのでしょうが、被爆国としてもう少し積極的に取り組む姿勢を見せてもらいたいと思います。

日本被団協は、1956年の結成以来、被爆体験を語り継ぎ、人類の危機を回避するための活動を続けています。

彼らは、原子力エネルギーを人類の幸福と繁栄のために使うことを願い、核兵器の使用が二度と繰り返されないことを目指しています。

2021年に発効した核兵器禁止条約は、核兵器の使用、製造、保有、実験などを全面的に禁止する史上初の条約です

しかし、アメリカの「核の傘」に依存する日本は、署名も批准もしていません。

日本政府は、NPT条約の枠組みを通して核軍縮を推進する立場を強調していますが、NPTの再検討会議は決裂が続き、国際的な核軍縮の議論は停滞しています。

一方で、アメリカなどの核の傘に守られるドイツやノルウェーが核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバーとして参加しています。

そうやな、核兵器禁止条約は、世界の平和と安全にとって重要な条約やけど、日本政府は、アメリカとの同盟関係を重視して、まだ署名も批准もせんとるんや。

次のページを読む ⇒

核禁条約へのオブザーバー参加、日本政府は拒否。被爆者や市民団体から批判殺到!