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中ロ蜜月関係は揺るがない?習近平・プーチン首脳会談から見える未来(中ロ関係、ウクライナ、G7?)中ロ首脳会談に見る安全保障と国際情勢

ウクライナ侵攻3周年、中ロ首脳が電話会談。揺るぎない関係を強調し、分かちがたいパートナーシップを再確認。経済・安全保障での協力強化、国際情勢の安定化を目指す。西側からの圧力に抗い、G7に対抗する姿勢も。ウクライナ問題での中国の仲介役は?

中ロ蜜月関係は揺るがない?習近平・プーチン首脳会談から見える未来(中ロ関係、ウクライナ、G7?)中ロ首脳会談に見る安全保障と国際情勢

📘 この記事で分かる事!

💡 習近平国家主席とプーチン大統領は、中ロ関係の強化を確認し、米国の影響を受けない強固なパートナーシップを強調。

💡 北京での会談では、両首脳は防衛・軍事協力を深化させ、米国への対抗姿勢を強め、世界情勢の安定化に貢献すると表明。

💡 ウクライナ情勢について、中国は和平案を提示するも、ロシア軍撤退については言及せず、国際社会の注目を集める。

それでは、中ロ首脳会談の歴史的背景から、両国の関係性が国際社会に与える影響について、詳しく見ていきましょう。

蜜月関係の再確認

中ロ首脳会談、揺るがない関係を象徴する言葉は?

分かちがたい良き隣人、外部からの影響なし。

中ロ関係は、世界情勢を考える上で、非常に重要な要素となってきています。

両首脳の会談から、どのような関係が見えてくるのでしょうか。

中ロ首脳が電話会談、習主席は両国関係の強さを強調
中ロ首脳が電話会談、習主席は両国関係の強さを強調

✅ 習近平国家主席とプーチン大統領が電話会談を行い、習氏は中ロ関係を「引き離すことはできない」と述べ、米国の外交政策の変化に関わらず関係は揺るがないと強調した。

✅ 習氏は、中ロの発展戦略と外交政策は長期的なもので、第三者からの影響を受けず、国際情勢が変化しても関係は順調に進むと見通しを示した。

✅ ロシア大統領府は会談を「暖かく友好的」と表現し、両首脳は外交政策の結びつきが世界情勢の安定化に重要であると強調した。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.cnn.co.jp/world/35229758.html

中ロ関係は、第三者からの影響を受けず、長期的な発展を見据えていることがよく分かります。

中ロ両国の結束が、今後の国際情勢にどう影響するのか、注視していく必要がありそうです。

2024年2月24日、ウクライナ侵攻3周年に際し、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は電話会談を行い、両国関係の堅固さを改めて確認しました。

習氏は、米国のトランプ前大統領がウクライナ戦争終結のためロシアとの関係改善を示唆している状況下で、「中ロ関係は引き離すことはできない」と強調し、両国が「分かちがたい良き隣人」であり、外部からの影響を受けない長期的な関係にあると表現しました。

新華社通信によると、両首脳は、中ロの発展戦略と外交政策が長期的なものであり、「いかなる第三者」からも影響を受けることはないとの見通しを示し、世界情勢の安定化に向けて中ロの外交政策が重要であると強調しました。

この電話会談は、ロシア大統領府も「暖かく友好的」と表現しましたが、中国側ほど関係の強さを詳細には言及しませんでした。

なるほど、中ロ両国の蜜月ぶりがよく分かりますな。第三者からの影響を受けないという言葉は、今後の国際関係を読み解く上で、重要なキーワードになりそうやね。

北京会談:戦略的パートナーシップの深化

中露首脳会談、何が「歴史上最良」?

経済・安全保障協力強化、対西側で連携。

北京会談では、両国が経済・安全保障面での協力を強化し、戦略的パートナーシップを深化させています。

詳細を見ていきましょう。

中ロ首脳会談、対米で結束包括的戦略パートナー深化へ共同声明

公開日:2024/05/17

中ロ首脳会談、対米で結束包括的戦略パートナー深化へ共同声明

✅ 習近平国家主席とプーチン大統領が北京で会談し、米国への圧力を非難し、防衛・軍事関係を深化させる「新時代」を築くことで合意した。

✅ 両首脳は、包括的戦略パートナーシップを深化させる共同声明に署名し、米国の戦略核バランスやミサイル防衛計画への懸念を表明、防衛分野での協力を強化することで地域の安全保障に貢献するとした。

✅ ウクライナ情勢について、習氏は政治的解決が「正しい方向」との認識で一致し、ロシアとウクライナ共同主催の国際平和会議開催を支持。米国は中ロ関係強化に対し、欧州の安全保障への脅威を助長し、ロシアの防衛産業支援は問題だと批判した。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/world/security/HNDZDLRJDBIDTMTKJBCXB2QHSQ-2024-05-16/

中露関係は、まさに歴史上最も良い状態にあると言えるでしょうね。

西側諸国からの制裁という逆境の中で、両国の結びつきは一層強まっているようです。

2024年5月16日、プーチン大統領は5期目の大統領就任後初の外遊先として北京を訪問し、習近平国家主席と会談しました。

両首脳は経済・安全保障面での協力を強化する共同声明に署名し、中露関係が「歴史上最良の時期」にあると評価しました

共同声明では、相互を「一貫した優先的なパートナー」とみなし、米欧などによる内政干渉や経済・技術・外交制限の試みに抵抗する姿勢を表明しました。

会談では、習近平主席が中露の先端分野での協力を深めるべきだと表明し、ロシアへの電子部品などの輸出継続を示唆しました。

プーチン大統領は、中国への食品輸出増加や貿易・投資の優先事項を述べ、中国の自動車メーカーの参入を歓迎しました。

西側制裁下で、中国はロシアにとって重要な供給元となっています。

いやあ、ほんまもんのビジネスパートナーって感じやな!特に、中国がロシアにとっての重要な供給元になってるってのは、世界経済にとっても、結構大きな意味を持つとちゃうかな?

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ウクライナ情勢、中露首脳が政治的解決で一致。中国は和平案提示も、米は警戒。ガザ問題や対G7での連携も示唆。