韓国の非常戒厳令？ 尹錫悦大統領の行動と北朝鮮の反応戒厳令宣言と弾劾騒動で揺れる韓国政治

北朝鮮の報道姿勢と認識の変化

北朝鮮の報道姿勢が変化しているのは注目すべき点です。

ファッショ独裁の銃剣を国民に向けた」――韓国の戒厳令に初言及（年月日～月日）：礒﨑敦仁

✅ 韓国で尹錫悦大統領による非常戒厳令宣布から混乱が拡大し、12月11日付の『労働新聞』で初めてこの事態について言及されました。

✅ 記事は、韓国メディアを引用し、韓国全域で100万人以上の大衆が尹錫悦大統領の弾劾を要求する抗議行動を行っていると報じています。

✅ また、国際社会が韓国の混乱を注視している状況も伝えています。

さらに読む ⇒新潮社　フォーサイト会員制国際情報サイト出典/画像元: https://www.fsight.jp/articles/-/51083

北朝鮮が韓国の混乱に対する反応を控えているのは、興味深いですね。

北朝鮮は、韓国で発生した戒厳令と尹錫悦大統領の弾劾という事態に対し、従来の韓国に対する批判的な報道姿勢とは異なり、淡々と事態を説明する論調で報道しています。

戒厳令発表から1週間後の12月11日に初めて報道した『労働新聞』は、韓国を「傀儡韓国」と呼びながらも、事態の説明にとどまり、従来のような韓国への内政介入とも思える強い批判は控えています。

北朝鮮が報道までに時間をかけていたことについては、韓国での戒厳令の布告と解除という異例の事態に対する分析に時間がかかったこと、そして今後の事態の展開、特に第2の戒厳令の可能性や韓国軍の動向、北朝鮮に対する態度などを慎重に見極めていた可能性が考えられます。

また、北朝鮮が韓国を呼ぶ際に使用する「傀儡韓国」という表現は、2024年2月に初めて登場し、それ以降定着していることから、北朝鮮が韓国に対する認識を変化させている可能性を示唆しています。

北朝鮮も、韓国の状況を慎重に見極めているみたいですね。

北朝鮮の立場と今後の展望

尹大統領の強硬姿勢は、北朝鮮との関係を悪化させる可能性があります。

韓国・尹錫悦大統領「北朝鮮に必ず対価を払わせる」

✅ 尹錫悦大統領は、黄海の戦いを戦った韓国軍兵士を称える式典で、北朝鮮の挑発には必ず代価を払わせる、と断言しました。

✅ 大統領は、北朝鮮の核兵器開発とミサイル発射の脅威に対抗するため、韓国の防衛体制強化と日米韓3か国の安保協力強化を訴えました。

✅ 在韓アメリカ軍は、韓国との合同演習の一環としてTHAADの展開訓練を実施し、北朝鮮のミサイル脅威に対する鉄の意志を示しました。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/396597?display=1

北朝鮮は韓国を「壊れたATM」と見ているんですね。

韓国の戒厳令宣言による混乱を受け、北朝鮮は韓国を経済的支援が期待できない「壊れたATM」と冷ややかに見ているようです。

尹錫悦大統領の立場が危うくなり、史上初めて現職大統領が逮捕される可能性も浮上していることから、北朝鮮は韓国の混乱を「衝撃的な事件」として報じているものの、批判は抑えられています。

北朝鮮は経済的支援を求めているものの、国連の制裁により実現は難しい状況です。

尹政権の強硬姿勢が続く中、北朝鮮にとって韓国は価値のない存在となっているため、アメリカ大統領のみが韓国の状況を改善できるとの見方が強まっています。

ネットコメントでは、韓国の親北政権誕生による敵視政策の変化は期待できないとの意見が多く、米朝交渉の失敗が影を落とす可能性も指摘されています。

尹錫悦大統領は、北朝鮮に対して厳しい態度をとってますね。

今後の展開と不透明な状況

韓国の政治状況は、ますます不透明になってきました。

北朝鮮、尹大統領の弾劾訴追可決を初めて報道

公開日:2024/12/16

✅ 韓国の尹錫悦大統領は、弾劾訴追案可決を受け、最後まで戦うと表明しました。

✅ 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、韓国国会での尹大統領弾劾訴追案可決を報じ、尹氏の発言を「嘘と強情に彩られた声明」と批判しました。

✅ 弾劾訴追案可決を受け、金善鎬次官は軍に備えを続けるよう呼びかけ、ゼレンスキー大統領はロシアがウクライナ攻撃に北朝鮮兵を投入したと述べました。

さらに読む ⇒ロイター 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/5SR5MLSJQZNJ5LVZK4P7EJLBSI-2024-12-16/

今後の展開は全く予測できない状況ですね。

北朝鮮内部では、軍事力強化と同時に国民の飢餓が深刻化し、反政府的な声が聞こえ始めているため、金正恩政権の維持は難しい状況です。

国民が決起して新しい指導者を求める声が期待されているものの、情報統制が厳しいため、今後の展開は不透明です。

韓国の尹錫悦大統領は弾劾訴追案に直面しており、14日に国会で再び採決される見通しです。

尹氏は3日夜に非常戒厳を宣布しましたが、6時間後に解除しました。

この事件は、尹氏の弾劾を求める最大野党「共に民主党」が弾劾訴追案を提出した背景となっています。

北朝鮮の国営メディアは、尹氏の行動を「正気でない」と批判し、韓国の政治混乱に乗じて挑発行為を行う可能性を懸念しています。

尹氏の政治的将来は不透明であり、辞任を求める声が高まっています。

一方、与党「国民の力」は尹氏を支持し、弾劾訴追案に反対していますが、今後の採決では賛成票を投じる与党議員が現れる可能性も指摘されています。

弾劾訴追案が可決されるには、国会議員300人の3分の2以上の賛成が必要です。

韓国も北朝鮮も、どうなるか分からん状況やね。

韓国の政治情勢と北朝鮮の反応は、今後の国際情勢に大きな影響を与える可能性があります。