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クアッド(QUAD)とは?日米豪印の連携が目指すものとは?(中国?) 安全保障と経済協力、変化する国際情勢の中でのクアッドの役割

日米豪印4カ国による戦略対話「Quad」の歴史と現在を解説。中国の海洋進出をけん制し、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指す。テロ、サイバー、インフラ、気候変動など多岐にわたる分野で連携。安全保障と経済協力、そして今後の課題とは?

クアッド(QUAD)とは?日米豪印の連携が目指すものとは?(中国?) 安全保障と経済協力、変化する国際情勢の中でのクアッドの役割

📘 この記事で分かる事!

💡 クアッドは、日米豪印の4カ国による戦略対話の枠組みで、『自由で開かれたインド太平洋』を実現することを目指しています。

💡 クアッドは、テロ対策、サイバーセキュリティ、インフラ投資、人道支援など、幅広い分野で連携を進めています。

💡 中国の台頭を背景に、クアッドは安全保障と経済の両面で多様な協力関係を構築し、国際秩序の維持に貢献しています。

本日はクアッドについて、これまでと現状、そして今後の展望について詳しく見ていきましょう。

誕生と初期の連携

Quadとは?自由で開かれたインド太平洋実現のための連携?

日米豪印4カ国の連携。インド太平洋目指す。

安倍元首相の提唱した『自由で開かれたインド太平洋』構想が、クアッド誕生のきっかけとなりました。

自由で開かれたインド太平洋」、安倍元首相の一言が変えた米国のアジア観と中国観
自由で開かれたインド太平洋」、安倍元首相の一言が変えた米国のアジア観と中国観

✅ 安倍元首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想は、中国の台頭を課題と捉え、アジア地域の安全保障における米国の関与のあり方を変えるパラダイムシフトを引き起こした。

✅ この構想は、中国の影響力拡大に対する対抗勢力としてインドを重視し、日米豪印戦略対話(QUAD)の枠組みを推進するなど、アジアの地理的中心を東南アジア・南シナ海に移し、国際政治の舞台にインドを取り込んだ。

✅ 安倍氏の「自由で開かれたインド太平洋」というフレーズは、米国の外交官も多用するようになり、アジアに対する考え方を変えるほどの影響を与えた。結果として、中国に対しては厄介なものとなった。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.cnn.co.jp/world/35190823.html

安倍元首相の外交手腕が、クアッドという枠組みを生み出し、アジアの安全保障に大きな影響を与えたということですね。

2004年のスマトラ沖地震での国際支援を機に、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国(Quad)は、自由・民主主義・法の支配という価値観を共有し、連携を深め始めました。

2006年には安倍晋三首相が戦略対話を提唱し、2007年に事務レベルの会合が開始されました。

Quadは、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指し、テロ、サイバーセキュリティ、インフラ投資、人道支援など幅広い分野で連携することになりました。

なるほど、中国の台頭に対抗する動きとして、クアッドが誕生した背景がよく理解できました。自由と開かれたインド太平洋、響きが良いですね。

深化する協力関係

Quadの主な目的は?中国けん制?

経済繁栄と平和維持、中国けん制。

クアッドは、海洋安全保障における協力を深め、中国の軍事的な動きをけん制する狙いもあるようです。

クアッド、東南アジアカ国に船舶情報提供中国の海洋活動けん制

公開日:2023/07/04

クアッド、東南アジアカ国に船舶情報提供中国の海洋活動けん制

✅ クアッドがフィリピン、タイ、インドネシアに対し、周辺海域を航行する船舶の情報をほぼリアルタイムで提供する取り組みを開始。

✅ 違法漁業や海上密輸の取り締まり、中国公船や海上民兵の動きをけん制する狙いがあり、今後はインド太平洋地域に拡大予定。

✅ 船舶自動識別装置(AIS)の情報に加え、AISを切った不審船や小型船についても衛星からの監視情報を提供し、新興国の海上保安を支援。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230604/k00/00m/030/112000c

リアルタイムでの情報提供は、海洋安全保障において非常に重要な取り組みですね。

違法行為の抑止にもつながりそうです。

Quadは、海洋進出を強める中国をけん制する狙いも持ちつつ、経済的繁栄と平和維持を目指し活動を続けています

2017年には局長級会合が開催され、2019年には外相会合が開催されました。

2021年には初の首脳間オンライン協議が実現し、紛争解決、民主的価値、領土の一体性といった原則を支持すること、東シナ海及び南シナ海におけるルールに基づく海洋秩序への挑戦に対応することを確認しました。

同年9月には初の対面首脳会議が開催され、ワクチン供給での協力や、法の支配、航行の自由の重要性が確認されるなど、協力の具体的な形が示され始めました。

クアッドの連携、まさに経済的な繁栄と平和を目指し、多角的に活動しとるんですね!しかし、中国も黙ってないやろねぇ。

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日米豪印の戦略対話Quad。インフラ投資、安全保障、技術協力で連携強化!中国に対峙し、自由で開かれたインド太平洋を目指す。