日本の首相は東南アジアでどんな活躍をしているの？石破茂首相と岸田総理のASEAN訪問

日ASEAN関係強化～米中対立への対応と地域の安定

日ASEAN関係は、米中対立の中でますます重要になってくると思います。

石破首相：首相、マレーシア・インドネシア外遊存在感ゆらぐ米国／影響力強める中国日本、へ関与加速

公開日:2025/01/07

✅ 石破茂首相は2025年最初の外遊として、ASEANの有力国であるマレーシアとインドネシアを訪問する。

✅ 両国は日本と価値観を共有し、国際情勢の不確実性の中でASEANをリードしていく役割が期待されている。

✅ 今回の訪問は、自由で開かれたインド太平洋（FOIP）の実現に向けて両国との連携を強化するためのものである。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20250107/ddm/005/010/080000c

日本の東南アジアへの関与は、地域の安定に大きく貢献すると思います。

石破茂首相は、ASEAN議長国であるマレーシアと、地域で最大の経済規模を持つインドネシアを訪問し、両国との関係強化を図った。

米中対立が深まる中、日本は東南アジアとの関係強化が重要であり、両国との安全保障協力強化を図った。

具体的には、OSA（政府安全保障能力強化支援）を活用した防衛装備品の供与、インドネシアとの2プラス2開催合意、マレーシアとの沿岸警備やサイバーセキュリティー分野での協力等。

また、脱炭素や防災など、共通の利益を追求する施策で連携することで信頼関係を深め、安定した地域関係構築を目指している。

ASEAN諸国との半世紀以上の協力関係を基に、米中対立に左右されず、地域の安定に貢献していく姿勢が求められる。

石破首相は、ASEAN諸国との連携強化を訴えてますが、実際にどのくらい効果があるのか、注目しています。

アジアの安定と繁栄に向けた協力～具体的取り組み

具体的な取り組みとして、安全保障や経済分野での協力が進んでいるんですね。

安保、経済面の連携強化を確認石破総理、マレーシア・インドネシアを歴訪

✅ 石破茂総理は、マレーシアとインドネシアを訪問し、両国首脳と会談を行い、安全保障、経済安保、防災、人材育成など幅広い分野での協力強化で一致しました。

✅ 特に安全保障分野では、海上自衛隊とマレーシア海軍の共同訓練開始や、警戒監視用機材の供与等が進められ、経済分野では、半導体、航空機部品といった重要な領域におけるサプライチェーンの強靱化やレアアース開発の協力などが合意されました。

✅ 両首脳は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するため、「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」や「インド太平洋に関するASEANアウトルック（AOIP）」の実現に向けた連携強化で一致しました。

さらに読む ⇒自由民主党出典/画像元: https://www.jimin.jp/news/information/209732.html

日本のASEAN諸国への支援は、アジアの安定と繁栄に貢献すると思います。

国際情勢が流動化する中、日本はアジアの安定と繁栄に貢献するため、マレーシアとインドネシアを訪問し、重層的な協力を深めた。

石破首相はインドネシアで、行政官育成支援を表明し、政治・経済システムの健全化に貢献していく方針を示した。

また、インドネシアとの防衛協力強化に向け、2プラス2会合開催や艦艇共同開発に向けた協議を推進することで合意した。

マレーシアとの間では、アジアの脱炭素化構想を進めることで合意し、日本企業による水素生産プラント建設が計画されている。

石破首相は、ASEAN諸国との連携強化に向けて、具体的な取り組みを進めているようです。

日ASEAN関係強化～課題と展望

日ASEAN関係は、課題も多いですが、今後の展望は明るいと思います。

令和年月日マレーシア及びインドネシア訪問等についての会見

✅ 今回のマレーシア・インドネシア訪問は、日本の外交におけるASEANとの関係強化の重要性を鑑みたもので、経済発展著しい両国との間で、安全保障、エネルギー、食料安全保障等幅広い分野での協力強化を図ることが目的であった。

✅ 両国首脳との会談では、東シナ海・南シナ海情勢や米国・中国との関係など、地域情勢に関する意見交換も行われ、自由で開かれた国際秩序維持に向けた協力が確認された。

✅ 訪問を通して、両国は日本に対する高い期待を持っており、日本は両国との関係強化を図る必要性を強く認識した。単なる経済的な関係ではなく、信頼関係の構築が重要であり、両国からの期待に応えるため、日本は更なる貢献を検討していく必要がある。

さらに読む ⇒首相官邸ホームページ出典/画像元: https://www.kantei.go.jp/jp/103/statement/2025/0111kaiken.html

両国からの期待に応えるため、日本は更なる貢献を検討していく必要があると思います。

岸田総理は、マレーシアとインドネシアを訪問し、両国の首脳と会談した。

安全保障、エネルギー、経済、食料安全保障など幅広い分野で協力していくことを確認した。

特に、エネルギー安全保障の重要性を強調し、LNGを始めとするエネルギー供給の安定的な関係を維持していくことで合意した。

また、脱炭素化に向けた協力も強化していくことで一致した。

両国との関係強化は、我が国の平和と安定にとって極めて重要であり、日本が両国に対してできることは多いと述べた。

アメリカとの関係については、トランプ政権下での東南アジアへの関心の薄さなど、不透明感が増していることを指摘し、自由で開かれた国際秩序を維持していくために協力していく必要性を強調した。

今回の訪問を通じて、両国に対する日本の認識と期待のギャップを感じ、今後一層の関係強化に努める必要性を痛感したと総理は述べた。

岸田総理の東南アジア訪問は、日本の外交における大きな転換点となるかもしれません。

今回の記事では、石破茂首相と岸田総理の東南アジア訪問について見てきました。