やんばるの森：世界自然遺産登録は本当に意味があるのか？米軍北部訓練場跡地の廃棄物問題

現場からの報告：放置された廃棄物と過酷な調査

世界自然遺産登録されたばかりなのに、こんな問題があるなんて、驚きです。

北部訓練場跡地県が米軍廃棄物の現状を視察–

✅ アメリカ軍の北部訓練場返還地で、廃棄物が放置されている現状が深刻である。県職員が調査を行った結果、空包やドラム缶などの廃棄物が多数発見され、環境への影響が懸念される。

✅ 国による原状回復が十分に行われていないことが問題視されており、具体的な調査範囲や計画が不明な点も指摘されている。専門家は、情報公開の必要性や、沖縄防衛局に対して県が意見を述べるべきだと主張している。

✅ 日米地位協定の現状では、アメリカ軍の原状回復義務が曖昧であり、根本的な解決には、政府がアメリカのやりたい放題を許すような部分を改める必要がある。国民が現状を認識し、政治への意識改革を進めることが重要だと訴えている。

さらに読む ⇒琉球朝日放送出典/画像元: https://www.qab.co.jp/news/20231103191584.html

調査の過酷さが伝わってきます。

金属探知機で廃棄物を探す作業は、危険も伴うでしょう。

チョウ類研究者の宮城秋乃さんは、2021年に世界遺産に登録された米軍北部訓練場跡地で、廃棄物調査を実施しました。

調査では、ヘリコプター離着陸帯や軍道の脇の斜面を中心に、未使用の空包や空薬きょうなどが発見されました。

傾斜のきつい斜面でササをかき分け、金属探知機を使いながら廃棄物を探す作業は過酷で、汗だくになるほどでした。

調査中に金属探知機が反応し、銃弾の可能性もある廃棄物が発見されましたが、記事は有料のため、詳細は不明です。

廃棄物を探す作業は、本当に大変そうですね。環境保護のために、危険を冒して調査をしてくださることに感謝します。

未来への課題：環境保護と軍事利用のバランス

市民側の意見は、もっともだと思います。

世界遺産登録は、ただ象徴的なものではなく、具体的な対策を伴うものでなければなりません。

世界遺産の隣では…米軍北部訓練場が「やんばるの森」に与える影響

公開日:2024/07/05

✅ 世界自然遺産に登録された沖縄島北部（やんばるの森）において、隣接する米軍北部訓練場が自然環境や住民に与える影響について、環境省・防衛省と意見交換会が行われた。

✅ 訓練場における米軍機騒音や低周波音の影響、世界遺産登録地に含まれる北部訓練場の返還地に大量に残された米軍廃棄物などが議論された。

✅ 市民側は、騒音レベルの評価方法、訓練が野生生物に与える影響の評価、米軍機による低空飛行・旋回防止の要請、境界線の明示など、具体的な対策を求めた。また、返還地における米軍廃棄物問題について、防衛省の対応の不十分さを指摘し、適切な処理を求めた。

さらに読む ⇒国際環境出典/画像元: https://foejapan.org/issue/staffblog/2021/10/01/yambaru/

世界自然遺産登録は、自然保護の象徴である一方で、現場では、守るべき生き物が守られていないという現実があります。

世界自然遺産登録後も、米軍北部訓練場がやんばるの森に大きな影響を与えていることが明らかになりました。

騒音、廃棄物問題、境界線問題など、解決すべき課題は山積しており、市民側は具体的な対策を求めています。

世界遺産登録は自然保護の象徴ですが、現場では守るべき生き物が守られていない現状があり、登録の妥当性について議論が巻き起こっています。

今後、米軍北部訓練場跡地の環境問題と軍事利用の両面において、より深い議論と具体的な対策が必要となります。

この問題を解決するためには、環境保護と軍事利用のバランスをどう取るかが重要な課題になります。

今回の記事では、世界自然遺産登録されたやんばるの森における米軍北部訓練場の廃棄物問題について、詳しく解説しました。