セクハラ告発、隠蔽、そして変化?:日本と世界のMeToo運動の現状と課題?性的暴行、秘密保持契約、メディアの対応…日本と世界のセクハラ問題
MeToo運動と性的暴行問題を巡る世界と日本の動きを追う。伊藤詩織氏の裁判、ローナン・ファロー氏の『Catch and Kill』、そしてアメリカの法改正。一方、日本の報道各社のセクハラ問題に対する対応の温度差、ジャフコグループでのセクハラ告発、フジテレビの社内調査結果など、企業文化に潜む問題点を浮き彫りにする。被害者保護と隠蔽、その狭間で揺れる現実を描き出す。
日本のメディアにおけるセクハラ問題:報道機関の対応に温度差
報道各社のセクハラ対策、本当に行き届いてる?
温度差あり
日本のメディアにおけるセクハラ問題をテーマに、各社の対応の温度差に注目します。
セクハラ問題に対する意識の違いが明らかになるでしょう。
公開日:2018/05/19
✅ テレビ朝日が緊急会見を行い、週刊新潮で報じられた福田淳一財務次官のセクハラ疑惑について、同社の女性社員が被害にあったことを発表しました。
✅ テレビ朝日社は、当該社員からの申し出を受け、録音内容の吟味や関係者からの事情聴取などを行い、セクハラ被害があったと判断しました。
✅ 会見では、篠塚浩取締役報道局長が上記のコメントを読み上げました。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00m/040/139000cテレビ朝日のように、自社の問題として正面から向き合う姿勢は評価できますね。
しかし、調査すら行わないメディアがあるのは残念です。
日本の財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ問題を受け、BusinessInsiderJapanが実施した報道各社への緊急アンケートでは、8割以上の女性記者が取引先や取材先からセクハラ被害を受けている実態が明らかになりました。
テレビ朝日は、自社の社員が被害を受けたとして会見し、財務省に抗議しました。
しかし、報道各社のセクハラ対策への対応には温度差が見られ、財務次官のセクハラ問題について社内調査を行ったと明言したのは共同通信社と毎日新聞社の2社のみでした。
一方、時事通信社、テレビ東京は調査を行っていないと明言し、フジテレビは現在調査中であると回答しました。
その他の企業は、セクハラ被害全般について自社の見解を述べるにとどまり、具体的な調査や対策については回答を避けています。
うちも将来気をつけよ。え、何に?えっと…セクハラとか?難しいこと分かんないけど、みんなが嫌な気持ちになるのはやだよね。
日本の企業におけるセクハラ問題:ジャフコグループにおける告発事件
ジャフコグループで何が起きた?
セクハラ&不当対応告発
ベンチャーキャピタル業界で起きたセクハラ告発事件について見ていきます。
被害者の告発に至る経緯や、その後の会社の対応に焦点を当てます。
✅ ジャフコグループの女性社員が、同社男性社員からのセクハラ被害とその後の会社による不適切な対応を告発した。
✅ 告発の背景には、被害を受けた女性が同じような被害者を減らしたいという強い思いがあった。
✅ 本事件は、ベンチャーキャピタル業界におけるセクハラ問題の深刻さを示しており、セクハラだけでなく、その後の会社側の対応も問題視されている。
さらに読む ⇒文春オンライン世の中の「ほんとう」がわかります出典/画像元: https://bunshun.jp/articles/-/74164?page=1ジャフコグループの事件は、セクハラだけでなく、その後の対応にも問題があったことが分かります。
被害者の気持ちを考えると、やりきれないですね。
ジャフコグループに勤務していた女性が、同社の男性社員からのセクハラ被害とその後の不当な対応を訴えた問題。
女性はセクハラ被害だけでなく、会社からの退職強要や給与半額提示など、セカンドハラスメントとも呼べるような対応を受けたことを告発。
週刊文春は、被害者が「同じような目に遭う人を減らしたい」という思いから告発に至ったと報じている。
今回の事件は、ベンチャーキャピタル業界における女性起業家へのセクハラ問題や、会社側の対応のずさんさを浮き彫りにしている。
詳細な情報や動画は週刊文春電子版で閲覧可能である。
企業側の対応がまずかったということですね。性被害もそうですが、二次的な嫌がらせも問題ですね。コンプライアンス意識が低いとしか言えませんな。
フジテレビ社内におけるセクハラ問題:報道局と情報制作局の温度差
フジTV社内で何が深刻化?
セクハラ、パワハラ、モラハラ
フジテレビ社内におけるセクハラ問題について、詳細に見ていきましょう。
報道局と情報制作局で、セクハラに対する認識に大きな差があることが分かりますね。
✅ フジテレビは、中居正広氏と女性のトラブルをきっかけに、社内アンケート調査を実施し、その結果が社員に示された。
✅ 調査結果によると、報道局ではセクハラやパワハラ、モラハラが深刻で、特に性的会話や不適切な連絡や食事の誘い、職権を悪用した交際強要などが問題視されている。
✅ 情報制作局では、具体的なセクハラ事例を挙げて注意を呼びかけている。これは、セクハラに対する認識の低さを示しており、社風改革の必要性が浮き彫りになっている。
さらに読む ⇒日刊ゲンダイ出典/画像元: https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/367761フジテレビの社内アンケート結果は、企業としてのガバナンスの甘さを示していますね。
早急な対応が求められます。
フジテレビ社内アンケート調査の結果、報道局ではセクハラ、パワハラ、モラハラが深刻化していることが判明。
特に性的会話や職権による交際強要、デート誘いなどが頻繁に発生していることが明らかになりました。
一方、情報制作局では、具体例を挙げながらセクハラにつながる言動を注意喚起しています。
これらの結果は、フジテレビの企業風土に根付く人権意識の薄さと危機管理の甘さを改めて露呈しており、深刻な問題として認識されています。
え、まじか。まじか。テレビ局って、なんかかっこいいイメージあったけど、そんなことあるんだ。ちょっとびっくり。
本日の記事では、日本と世界のセクハラ問題について、様々な事例を通して現状と課題を整理しました。
今後も、この問題について考え続けていく必要性を感じます。
💡 日本と世界のMeToo運動は、性犯罪に対する認識を変える大きな力となった。しかし、隠蔽や対応の遅れなど、課題も多い。
💡 『CatchandKill』のような隠蔽工作は、被害者の声を封じ込め、加害者を守る。法整備や意識改革が急務。
💡 メディアや企業におけるセクハラ問題を考察。対応の温度差が、課題の深刻さを物語っている。より強固な対策を。