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雅子さまの養蚕とは?伊勢神宮にも献上される『小石丸』とは?皇后雅子さまの養蚕と『小石丸』の物語

日本の絹文化を支え、未来へ繋ぐ皇室の養蚕。皇后雅子さまが受け継がれる伝統と、上皇后美智子さまが尽力された希少な品種「小石丸」の物語。その美しい糸は、正倉院宝物の復元や伊勢神宮の式年遷宮にも使われ、日本の文化を彩ります。皇室の養蚕に込められた想いを知り、日本の美しさを再発見しましょう。

幻の絹「小石丸」

皇后陛下が育む「小石丸」、その特別な価値とは?

古代絹糸に最も近い品種、正倉院復元に貢献。

幻の絹と呼ばれる『小石丸』の貴重さと、その糸が持つ意味を解説します。

上皇后陛下が育てられていた蚕は奈良時代から宮中で育てられた日本古来種!その名も「小石丸」

✅ 小石丸は、高品質な糸を生み出すが、飼育が難しく生産性が低いことから、昭和の終わりには廃棄寸前だった。

✅ 美智子上皇后陛下の意向で廃棄は免れ、その後、正倉院の古代裂の復元や鎌倉時代の絵巻の修理に生糸が必要とされ、文化財の保護に貢献した。

✅ 小石丸は、宮中養蚕で育てられ、その歴史は貴重な文化財の保存に繋がっている。

さらに読む ⇒日本文化と今をつなぐウェブマガジン - Japaaan出典/画像元: https://mag.japaaan.com/archives/96450/2

小石丸が、その生産性の低さから廃棄寸前だったというのは驚きですね。

皇后陛下の努力で、その価値が見直されたのは素晴らしいです。

皇后陛下が手掛ける「小石丸」は、数ある品種の中でも特別な存在です。

細く艶があり、しなやかな糸は、着物にとって理想的な素材です

明治・大正期には珍重されたものの、生産性の問題から一時衰退しました。

しかし、皇后陛下の熱意と努力により飼育が続けられ、その価値が見直されました。

その結果、正倉院宝物の古代裂の復元に欠かせない存在であることが判明し、その復元事業に大きく貢献しています。

現在では、古代の絹糸に最も近い品種として評価され、その貴重な糸は、儀式、七夕の飾り、贈答品、そして正倉院の修繕など、様々な用途に用いられています。

小石丸って、そんなにすごいんですね! 貴重な糸が、儀式とか色んなことに使われるって、なんだかロマンチック! 私も着物とか興味あるな。

養蚕の工程と皇室の活動

皇后陛下も参加!皇室の養蚕、どんな作業をしてるの?

給桑や繭かきなど、蚕の生育を支えています。

養蚕の工程と、皇室の方々の活動について詳しく見ていきましょう。

皇后さま、今年初めて繭を収穫 皇居「紅葉山」で養蚕作業:東京新聞デジタル

✅ 皇后さまは13日、皇居の紅葉山御養蚕所で、今年初めての蚕の繭の収穫である「初繭掻」をされた。

✅ 収穫されたのは日本純産種の「小石丸」の繭で、皇后さまは丁寧に繭を引き上げられた。

✅ 皇居での養蚕は明治時代から歴代皇后に受け継がれており、今年の作業は5月から始まっていた。

さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/411623

皇后さまが、養蚕のすべての工程に関わっていらっしゃるんですね。

天皇陛下や愛子さまも一緒に作業されているというのも、素敵ですね。

養蚕の工程は、掃立て、給桑、上蔟、繭かきといった一連の作業から成り立っています

皇后陛下は、これらの作業に積極的に参加し、蚕の生育状況を細かく確認されています。

令和5年5月30日には、ご給桑が行われ、今年の蚕の飼育状況について説明を受けられました。

また、天皇陛下や愛子さまも作業に参加され、皇室全体で養蚕に取り組む姿勢が示されています。

紅葉山御養蚕所では、小石丸の他に白繭、黄繭の生糸も育てられ、それらは伊勢神宮などの特別な場所で用いられています。

皇后陛下が、日々の養蚕作業に真摯に向き合われている姿に、ただただ頭が下がります。伝統を守り、未来へ繋げていく、その揺るぎない姿勢は、私たちにも大きな感動を与えてくれます。

未来への継承と伊勢神宮への献上

雅子さま、養蚕を終え感謝!今年はどんな繭が贈られた?

純国産種の「小石丸」の繭約30キロ。

未来への継承と、伊勢神宮への献上について見ていきましょう。

皇后さま、カイコの繭を伊勢神宮に贈る 今年の養蚕:朝日新聞

公開日:2024/07/23

✅ 皇后雅子さまが、皇居内の紅葉山御養蚕所で今年の養蚕を終える儀式(御養蚕納の儀)に臨まれた。

✅ 純国産種の「小石丸」の繭約30キロが伊勢神宮に贈られ、2033年の式年遷宮で用いられる絹織物に使用される。

✅ 皇后さまは、カイコの世話や繭切りなどの作業を行い、天皇陛下や愛子さまも一部作業に加わった。今回は伊勢神宮からの要請で「小石丸」を増産し贈呈された。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS7R23ZTS7RUTIL00TM.html

伊勢神宮に小石丸の繭が贈られ、式年遷宮で使われるというのは、素晴らしいですね。

皇室の養蚕が、日本の文化を支えていることがよくわかります。

皇后雅子さまは、23日に「御養蚕納の儀」に臨まれ、今年の養蚕を無事終えられたことに感謝されました。

今年は、純国産種「小石丸」の繭約30キロが伊勢神宮に贈られ、2033年の式年遷宮で新調する絹織物に使用される予定です。

代替わり後、皇后さまによる養蚕で収穫された繭が伊勢神宮に贈られるのは初めてのことです。

このように、皇室の養蚕は、日本の伝統文化を守り、未来へと繋ぐ重要な役割を果たしています。

京都織物卸商業組合の講演会「皇室のご養蚕について」では、紅葉山御養蚕所主任の代田丈志氏が講師を務め、養蚕の歴史や小石丸の蚕の使用用途などについて語られました。

伊勢神宮に贈られるって、なんかすごい! 皇室の養蚕が、日本の伝統文化を守るために、こんなにも貢献しているとは、感動やね! 素晴らしい。

本日は、皇室と養蚕、そして幻の絹『小石丸』についてご紹介しました。

雅子さまをはじめ、皇室の方々の活動は、日本の伝統を守り、未来へと繋げる素晴らしいものです。

🚩 結論!

💡 皇后雅子さまの養蚕活動は、日本の伝統文化を守り、未来へと繋ぐ重要な役割を果たしている。

💡 幻の絹『小石丸』は、その美しい糸で文化財の保護にも貢献し、日本の絹文化を支えている。

💡 皇室の養蚕は、伊勢神宮への献上を通じて、日本の文化と精神を未来へと伝える架け橋となっている。