日豪防衛協力の新時代？「もがみ型」フリゲート艦輸出決定の舞台裏とは？オーストラリア海軍のフリゲート艦選定：日本の技術力が決め手に

競争の末に：ドイツとの激しい駆け引き

ドイツとの激しい受注競争の末、日本が選ばれました。

その舞台裏と、今後の影響について迫ります。

ドイツとの競争は、日本の技術力と戦略的な意義を示す結果になりました。

今後の防衛装備品輸出にも大きな影響を与えそうですね。

2024年11月、オーストラリア政府は、新型フリゲート艦11隻の導入プログラムの候補艦として、日本の「もがみ型」護衛艦の能力向上型とドイツのMEKO A-200型を選定し、激しい受注競争を繰り広げました。

日本は、海上自衛隊の「もがみ型」をベースとした共同開発を提案し、少人数での運用が可能で、米国の艦艇との連携も考慮した設計を強みとしました。

一方、ドイツはコストと統合性をアピールしていました。

日豪外務・防衛閣僚会合（2プラス2）での協議を経て、最終的に「もがみ型」が選ばれました。

以前、豪州の新型潜水艦の共同開発でフランスに敗れた苦い経験もあり、日本の勝利は大きな意味を持ちました。

えー！ドイツと競ってたんですか！日本が勝ったって、なんか嬉しい！

共同開発と今後の展望：大型装備移転の第一歩

共同開発と今後の展望についてです。

大型装備移転の第一歩となるこのプロジェクトの意義を考えます。

共同開発で3隻を日本で、残りを豪州で建造というのは、両国にとってWin-Winの関係ですね。

今後の安全保障協力の発展にも期待できます。

オーストラリアは、11隻のうち3隻を共同開発国で生産し、残りの8隻を豪州で建造する予定です。

日本政府は、防衛省も官民一体の推進委員会を設置するなど、積極的な働きかけを行い、「もがみ型」を豪州の要求性能に合わせて共同開発する形で、このプロジェクトに参加することになりました。

日本にとっては、この大型装備移転が最初の案件となり、防衛装備輸出の新たな扉を開くことになります。

完成品の装備品輸出は、フィリピンへの警戒管制レーダーに次いで2例目となり、来年初頭に最終契約が締結される見込みです。

すごい！大型装備移転の最初の案件になるんですね。これは、日本の技術力も国際的に認められたってことですよね！

次なるステージへ：安全保障協力の深化

安全保障協力の深化についてです。

今回の決定が、日豪関係にどのような影響を与えるのかを解説します。

今回の決定は、日本の防衛産業の維持強化にも繋がるんですね。

日豪の安全保障協力が、今後ますます深まることを期待したいです。

日本は、防衛装備移転三原則に基づき、防衛装備品の海外移転を拡大しており、今回の「もがみ型」の輸出決定は、その政策を具現化するものです。

これは、日本が直面する防衛産業の維持強化という課題に対する一つの解決策であり、日豪間の安全保障協力を一層深めるものです。

少人数での運用が可能で汎用性が高い「もがみ型」は、豪州側の装備を搭載する形で共同開発が検討されており、今後の安全保障面での連携強化に大きな期待が寄せられています。

オーストラリア海軍は、2030年からの運用開始を目指しています。

もがみ型って、運用しやすいって聞いたことあります！オーストラリアの海軍も、きっと喜んでますよね！

「もがみ型」フリゲート艦の輸出決定は、日豪関係の深化と日本の防衛産業の発展に繋がる、歴史的な出来事でしたね。