Chrysanthemum Digest Logo Menu opener

防衛産業と株式市場はどうなる?~高まる地政学リスクと企業戦略、癒着問題の行方?防衛関連株、業績比較、NECの戦略、癒着問題

日本の防衛産業が大変革期!防衛費増額と政府支援で、三菱重工など大手企業の業績が向上。ドローン、宇宙、AI分野への期待も高まる!一方、川崎重工の課題や、NECの成長戦略にも注目。しかし、裏金問題発覚で、防衛産業と自衛隊の癒着が露呈。長期的な視点での投資判断と、透明性確保が不可欠。

各社の業績比較と長期投資への見解

防衛費増額で有望な防衛関連企業は?

三菱重工とIHIが有望。

三菱重工、川崎重工、IHIの3社の業績を比較し、長期投資という視点から見ていきます。

それぞれの企業の強みと弱みは何でしょうか?。

防衛費増加で株価も上がる?川崎重工・IHIは買いか?長期投資家が見るべきポイント=栫井駿介

公開日:2024/10/28

✅ 三菱重工と比較して、川崎重工とIHIは防衛装備品の影響でポジティブな面はあるものの、業績の力強さや利益率で劣り、長期投資には向いていないと評価されている。

✅ 川崎重工は防衛品以外に業績を牽引する材料が見当たらず、株価の上昇イメージが持ちにくい一方、IHIは前期の問題が解消され、民間エンジンの需要回復が期待できるため、株価上昇の可能性があると見られている。

✅ 三菱重工と川崎重工・IHIを比較すると、本質的な強さに差があり、防衛費増の勢いに乗るなら三菱重工を選ぶべき。あえて2社を選ぶならIHIの方が期待できるが、いずれも長期投資には向かないとの見解が示されている。

さらに読む ⇒まぐまぐ! - 読みたいメルマガ、きっと見つかる。出典/画像元: https://www.mag2.com/p/money/1537997/2

三菱重工が優勢のようですね。

川崎重工、IHIは、長期投資には向かないという見解とのこと。

企業の強み、弱みをしっかり見極めることが大切ですね。

防衛費増額という追い風を受け、防衛関連企業は業績向上への期待が高まっています。

三菱重工、川崎重工、IHIの3社を比較すると、三菱重工は防衛事業の成長が見込まれています。

一方、川崎重工は低い利益率と防衛以外の成長の芽の少なさから、長期投資には向かないと評価されています。

IHIは、前期の赤字からの回復と、民間エンジン部門の需要回復も期待でき、三菱重工に次ぐ有望株として、短期的な株価上昇の可能性が示唆されています。

著者は、3社とも長期投資には向かないという見解を示しています。

企業の比較、難しいけど面白い!長期投資って、色んなこと考えなきゃいけないんですね…。

NECの戦略と防衛・宇宙分野への注力

NECの成長戦略、具体的に何を目指してる?

社会インフラ変革とANS事業の拡大。

NECの戦略に焦点を当て、防衛・宇宙分野への注力について掘り下げていきます。

5G戦略との関連性にも注目です。

NEC、5G事業で攻勢森田社長「22年は成果形づける年」

公開日:2021/12/07

✅ NECの森田社長は、5Gの基地局構築で複数メーカーの機器を組み合わせる「Open-RAN」を「非常に大きなチャンス」と捉え、グローバル展開を加速させる意向を示している。

✅ 中期経営計画の柱であるグローバル5G戦略において、Open-RANの進展によるビジネス領域の拡大を強みとし、NTTドコモや楽天との連携も視野に市場拡大を目指す。

✅ 成長投資としてのM&Aに関しては、5G分野での技術や人材獲得を視野に入れ、過去3年間で使った5000億円規模の投資余力があると説明。2022年は5G市場獲得に注力する方針。

さらに読む ⇒電波新聞デジタル出典/画像元: https://dempa-digital.com/article/260583

NECは、ITサービスを軸に、社会インフラ領域の変革を目指しているんですね。

グローバルなトップクラスを目指すという目標、応援したいですね!。

NECは、宇宙・防衛、海底ケーブルなどの先端技術とサイバーセキュリティなどのITサービスとの相乗効果による社会インフラ領域の変革を加速させる戦略を推進しています。

デジタル変革(DX)需要に応えるITサービスを収益の牽引役としつつ、航空宇宙・防衛(ANS)事業に注力しており、2026年3月期までの3年間で平均28.4%の成長、売上高4000億円以上、調整後営業利益率9.3%を目標としています。

NECの森田社長はANS事業の利益率を12-13%に向上させる意向を示しています。

5G市場の遅れという課題を抱えながらも、ネットワーク分野の技術を活かし、グローバルなトップクラス企業を目指しています。

NECは、5G市場では遅れをとっているものの、技術力とITサービスを活かして、宇宙・防衛分野で成長を目指している。今後の戦略に注目したい。

防衛産業と自衛隊の癒着問題と再発防止策

海自と防衛産業の癒着問題、何が明らかになった?

裏金による物品提供と組織的構造問題。

防衛産業と自衛隊の癒着問題について、その実態と再発防止策を解説します。

なぜこのような問題が起きたのでしょうか?。

揺らぐ国民からの信頼 特需の防衛産業と海自癒着―法令順守が欠如・川重裏金:時事ドットコム

公開日:2024/12/29

✅ 川崎重工業が、海上自衛隊の潜水艦修理を巡り、架空取引で捻出した裏金を隊員への物品供与に充てていたことが防衛省の調査で判明。防衛産業と自衛隊の癒着、コンプライアンスの欠如が問題視されている。

✅ 防衛費増額の中で、川崎重工業を含む防衛産業大手は中央調達で大きな契約実績を上げている。潜水艦建造企業が限られる中、企業側は利益確保のため、また自衛隊側は良好な関係を維持するために不正が行われていた。

✅ 大阪国税局の調査で発覚した今回の問題は、ずさんな物品管理体制や、契約チェック体制の脆弱さによるもの。防衛費増額の一方で、契約のチェック体制強化が後回しになっている実態も明らかになった。

さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024122800231&g=soc

長年にわたる不正行為、衝撃的ですね。

組織的な問題だったということもあり、再発防止策の徹底が不可欠です。

海上自衛隊員が川崎重工業などの防衛産業から不正に物品提供を受けていた問題が発覚し、防衛省の特別防衛監察の最終報告がまとめられました。

約40年前から不正が行われており、川崎重工が裏金を使って物品を提供していたことが明らかになりました。

三菱重工業、ジャパンマリンユナイテッド、佐世保重工業も同様の不正に関与していたことが判明し、海自側も虚偽の工事指示書を作成していました。

防衛省は海上幕僚長を減給処分とし、92人を処分しましたが、裏金の使途の大部分は未解明のままです。

最終報告では「組織としての構造的な問題」が指摘され、倫理教育の徹底や備品調達の多様化などの再発防止策が提示されました。

防衛費増額のためには、防衛産業との癒着を断ち切り、対策の効果を検証し国民への説明が不可欠です

またしても、癒着か!ほんま、ええ加減にせぇよ!防衛費が増えるのはええけど、国民の税金がこんなことに使われとったら、腹立つわ!

防衛産業を取り巻く様々な課題と、今後の展望について見てきました。

投資の判断には、多角的な視点が必要ですね。

🚩 結論!

💡 防衛関連株は、地政学リスクの高まりと政府の支援を背景に、注目度が増加。

💡 世界の軍事費は増加傾向にあり、日本の防衛費も増額。経済との関係性も重要。

💡 各企業の業績比較、NECの戦略、そして癒着問題。多角的な視点での分析が必要。